宇宙戦艦ヤマト2202 感想 

2202_1.png2202_2.pngTV放映開始前後のツイート

【2199は絶賛したけど2202は不安だな~。元ネタの「さらば宇宙戦艦ヤマト」が名作だから】
【2202第1話鑑賞しました。まいりました。一生ついていきます! 】

言ってる事が二転三転して申し訳ないけど、13話位まで観て確信しました。
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2202は駄目だ・・・
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何故ダメかを説明するには「初代」「さらば」「2199」の良さについて、比較の為に語らなければならない。順を追って説明しましょう。

1. 初代「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト」の魅力


saraba_yamato.jpg「初代」と「さらば」は今観ても傑作だと自分は思う。初代の劇場版のパンフレットに、プロデューサーの西崎義展氏のコメントが載っていたのを今でも覚えている。ちな俺中学生な。

『少年にロマンを。少女に夢を。全てに愛を・・・』まさにこれ。

  • 物語のプロットや世界観
    「絵」でぐっと引き込まれる壮大なスケール感。第一話の地球が真っ赤な荒れた星になっている、というショッキングな映像とかがそう。理屈じゃない。


  • 夢とロマン
    そもそもロケット型の宇宙船でなく、戦艦が宇宙空間を進む映像からして燃える。(^^;) 未知の世界への冒険と、意外と波動砲無双でなく知恵と勇気で危機を乗り越えていく感じが良い。


  • ストーリーの良さ
    さらばの波動砲で白色彗星撃破。からの彗星帝国出現。仲間達がバタバタ死んでいく中での辛勝。からの超巨大戦艦出現。この三段のたたみかけなんかが代表的。




じゃあ旧作ヤマトを万人にすすめるか? というとそれは難しい面がある。

  • 40年も前のアニメなんで絵が汚い。今の若い人には受け入れづらいだろう。

  • 昔の作品なんでSF考証や設定が甘く「それないんじゃね?」という点が多々ある事。(後述します)

  • これも時代だろう、主人公・古代君が熱血漢過ぎて命令無視したり暴走したり、「艦の規律はどうなってるの?」と首をかしげてしまう点だ。


以上3点を改善してリメイク作を現代に問うというのは全然アリだろう。

2. 宇宙戦艦ヤマト2199の感想


yamato2199.png初代「宇宙戦艦ヤマト」のリメイクだが、先に述べた問題点を見事に解消している。絵は見事なまでに綺麗。森雪の目が大きいのが嫌い、と言った友人がいるが俺だって嫌だ。(笑)

でもそれは些細な事よ。SF考証や設定も相当練り込まれている。いくつか例を上げましょう。

  • 主要キャラクターが出ずっぱりなのは現実的でない事から3交代制を設定。例えば戦術班は古代・南部に加え北野というキャラを追加など。


  • 同様に森雪がレーダー主・生活班長・看護婦を兼任するのには現実的に無理がある。そのため平田(生活班あらため主計科)原田真琴(衛生士)などのキャラを追加。


  • ドメル艦隊との決戦で四台の空母は「こんな旧式を」という設定に変更。乗組員も老兵や少年兵ばかりとなり、「勝てる訳ないだろ」から相当リアリティは増した。

    いや、絶対勝てっこねぇという相手に勝利するのは映画的カタルシスではあるんだけど、リアリティとは別の話。




ただデメリットとしてリアルを追及した分、物語の面白さはチト半減してしまったかな。熱血古代君を抑えた結果「古代君が空気」になってしまったりとか。(^^;)

あと個人的には初代の名シーン、名セリフも都合で改変されたりさらっと流してしまったり、「ここはいじらないで欲しかったなー」というのはいくつかあった・・・。

※2199に関しては過去に記事上げてるんで良かったらこちらもどうぞ♪ 「宇宙戦艦ヤマト2199」

3. 宇宙戦艦ヤマト2202の感想


回を進めていくうちに2199とは全く別の観点から2202は作られているんだなーと分かった。2199がリアリティを追及しているのに対し、2202はあっと驚く展開を毎回提示してゆく事に主眼を置いているようだ。

そしてそれがだんだん鼻につくようになったのだ。製作側が「どうだい ! これ面白いだろう?」ってドヤ顔で鼻膨らましてるように感じてメチャ萎える。いくつか例を挙げよう。

2202_3.jpeg第7話 ヤマトが封じ込められた衛星の軌道上にガトランティスの大戦艦が次々とワープアウト、その数何と250万隻。

艦隊は円筒形に隊列を組み一つの巨大な砲塔となる・・・っておいおい。ガンダムのソーラ・レイの方が100倍リアルだろ。

「どうだい? すっげー映像だろ?」っていう制作陣の高笑いが俺には聞こえた。( ̄▽ ̄;)

2202_4.jpeg第12話 時系列的には第11番惑星からテレザート星へ向かう途中、ワープ(?)してきた白色彗星がヤマトの目前に。彗星内に引き込まれるも必死に脱出するヤマト。

おいおい、オリジナルの流れ無視かよ ! それにここで彗星本体出す事に何の意味がある ! ドヤ顔演出だけでなく、シリーズ構成の能力まで疑い出したこの私。( ̄▽ ̄;)

2202_5.jpeg第13話 ヤマトに人型ロボットを追加したのは最悪だ・・・。

おまけに姿勢制御が不安定になったヤマトを「手で押すのよ」と言ってヤマトの周囲に張り付いてバーニア全開、ってシーンには思わずのけぞってしまった。

スケール感完全無視。どう考えてもあの小型ロボット数十台でヤマトは押せないやろ ! とうとうリアリティまで放棄したか・・・( ̄▽ ̄;)



ちょっとDisりすぎて気がさしてきたので、褒めるところは褒めておこう。

  • 第13話 ゴーランド提督に初陣の息子というキャラを追加したのは良かった。

  • 第15話 デスラー総統の過去の掘り下げは実によく出来ていた。


おわり。(それだけかい !)

まとめ


まだ放映の途中だけど記事UPしちゃいます。ここから「さらば」のエピソードは使い切って独自のストーリー展開になるって噂を聞いた。

最後まで見てしまうとおそらくDisりが更にエスカレートしそうなので「今日はこの辺で勘弁してやるよ ! 」的な感じで。(^^;)

まとめると
  • 初代ヤマトとさらばは名作 !

  • 2199は悪くない !

  • 2202はマジ許せん !

自分以外にも2202を酷評している人は結構多いようだ。こりゃ「新たなる」や「永遠に」のリメイクはもうナシかな・・・。
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プロフィール

ヘローン

管理人 : ヘローン
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・血液型:A型
・生年月日:1964年
・自己紹介:50代独身。マッサージ屋を開業しています。誰に指図命令されるでもなく気楽にやってますが金はないです。(^^;)

趣味:映画鑑賞、アニメ鑑賞、プロレス鑑賞、洋楽カラオケとエアギター、ガンプラと鉄道模型、ラーメン食べ歩き

好きな作家:松本零士、平井和正、押井守

好きな音楽:産業ロック、プログレ、70'80'ポップス全般

聖地:新横浜ラーメン博物館

好きな服装:古き良きアメリカン・カジュアル

好きな言葉:男には酒こそ最高のなぐさめ

○ニックネーム「ヘローン」は松本零士大先生「銀河鉄道999」の「夜のない街」より拝借
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○写真は押井守大先生の「うる星やつら」の「メガネ」の画像を勝手に拝借。
あの無意味に大仰なセリフ回しをこよなく愛しています・・・。

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